経営者が今すべきこと②
昨日は、絶対に優先すべきなのは「会社の存続」と「雇用の維持」と書きました。
で、それを実現させるために「新型コロナウイルス感染症特別貸付」や「セーフティネット保証」を活用して資金繰りの手当てをすべきとも。
しかし、そのためにもっとも必要なことがあります。
それは、メンタルを整えること。
最近、予約が取れないことで有名だったレストランが先行きに不安を感じて廃業されたなどといった話をちらほら聞きます。
詳しい財務内容がわからないので、売上は上がっていても利益を確保できていなかったとか、実は多額の借入金があったとか、廃業を決断された背景にはそれぞれ伺い知れない事情もあるのでしょう。
しかし、中には先の見通せない状況の中で気持ちが萎えてしまったという経営者も少なくないのではないかと推察します。
私自身、持続化給付金を申請しようと売上台帳を確認して、改めて去年との差に愕然としてますから。。。(苦笑)
でも、メンタルが弱っていると、資金繰り確保にも気持ちが向きません。
悲観的になるか、楽観的になるかは個人の性格による部分もあるでしょう。
しかし、経営者には、京セラの元会長である稲盛和夫さんの言葉
「楽観的に構想して、悲観的に計画し、楽観的に行動する」が求められるんじゃないかと思います。
もちろん、地に足が付いていない「楽観」は禁物。だから、計画は「悲観的に」。
ただ、構想と行動は楽観的にしないと未来は開けない。そう感じます。
ところで、さきほど、とあるコラムを読んで気づいたことがありました。
それは、この自粛生活をいかに前向きに過ごすか工夫をしているビジネスパーソン(経営者ではなく、企業の管理職とか)の事例だったのですが、どうも皆「頑張って前向きに過ごそう!」みたいな、妙に力が入っているように感じました。
なんというか、それではいずれ疲弊してしまいます。
そうならないためには、どんな状況でも希望を持って楽しみを見つけることが大事なのではないかと痛切に感じます。
私の推しの歌にある「頑張るよりも楽しんでー!」こそが、この苦境を有意義に過ごし、未来への希望をつなぐ秘訣なのではないかと思う次第です。
とにもかくにも、メンタルを整えましょう!